過多月経とは、生理の時の出血量(月経量)が多いことです。
出血量が多いだけでなく、生理の期間(月経期間)が長いこともあります。
過多月経により、健康に問題が出たり(貧血)、生活に困ったりするのは大変つらいことです。
私は超がつくほどの過多月経で色々な困り事がありましたが、中でも一番困ったのは「出血が漏れる」ことでした。
生理が来るたび洋服を汚さないか毎回ヒヤヒヤしていました。
ここでは、過多月経による出血の漏れ対策について書いていきます。
おすすめのナプキンや下着もご紹介しますね。
Contents
漏れないナプキンとは
出血漏れの対策として、まずは何といっても「漏れないナプキン」を使用することが重要です。
漏れないナプキンとは「吸収力のあるナプキン」ということ。
月経時の出血量が半端なく多かった私はドラッグストアやスーパーを何件も回って、ナプキンを片っ端から試しました。
そんな私が思う、吸収力のある「漏れないナプキン」とは
サイズが大きい(長い)
吸収スピードが速い
厚みがある
羽がある
ズレない
です。
サイズが大きい(長い)
「夜用ナプキン」と言われるもので、30cmを超えるものが良いですね。
過多月経の人は、昼間でも夜用のナプキンを使う人が多いです。
40cmを超えるものも各メーカーから出されていてとても心強いです。
長さがあると後ろまでしっかりナプキンがカバーしてくれますので、夜寝る時も安心感が増しますね。
吸収スピードが速い
出血量が多い人の困り事の中に「急にドッと出る」というのがあります。
特に、椅子から立ち上がった瞬間に物凄く感じます。
また、レバー状の塊が出ることもありますから、そんな経血を即座に吸収してくれるナプキンが良いですね。
急に出た大量かつ塊の経血を、しっかりと瞬時に吸収してくれるナプキンは頼れる存在です。
厚みがある
実際に下着に付けたり持ち運びの時に、薄手(スリムタイプ)のナプキンはゴワつかず便利ではあります。
しかし!!
過多月経の人間にとっては「お布団のような厚みがある方が吸収力があって安心!」なのです。
しっかりと吸収してくれるナプキンでないと、洋服を汚さないかハラハラ・ドキドキしてしまうのです。。。
羽がある
羽があると着脱に少し時間はかかりますが、横漏れを防ぐ力が増します。
しかし、出血量が多すぎると羽を超えて下着まで汚れやすいというデメリットもあるので、その点は少し注意が必要です。
とは言え、次に挙げる「ズレない」にもつながりますので、羽付きは漏れ対策に良いナプキンです。
ズレない
せっかくパワフルなナプキンを使用していても、ズレてしまうと漏れやすくなります。
ですので、体にフィットするデザイン・粘着テープの位置や強度など、ズレない工夫がされているナプキンを選ぶのも重要です。
また、正しい付け方も大切ですね。
・ナプキンの前後を確認する。
・ショーツの横幅の中心に付ける。
・ロングタイプの場合は、ショーツの後ろからはみ出さない位置に付ける。
・ショーツを履くときに、よれたり・曲がったり・テープが剥がれたりしないように気を付けて履く。
ちょっとしたことですが、ズレない漏れないように意識して、安心して過ごしたいですね。
私がおススメするナプキンはコレ!
過多月経により色々な困りごとを経験した私がおススメするナプキンは
エリエールから出されている「クリニクス」です。
「夜用ナプキン5枚分の吸収力」という
抜群の吸収力に加え
「スピード&パワー吸収」で
大量の経血もしっかりと吸収してくれ
「防水ダブルフィットギャザー」で
横漏れ・染み出しを防いでくれます。
それに加えて
「サラッと感が続く」のは
肌に優しく助かることこの上なし!
このナプキンに出会った時の(良い意味での)衝撃は今でも忘れられません!
開発した人に感謝の拍手でした。
過多月経でお困りの方は、ぜひ一度「クリニクス」を試してみてください。
なかなか置いてあるお店がなかったので、私はいつも多めにネットで購入していました。
漏れないナプキンだけでは不安な時
子宮筋腫が重症になるにつれ、実は、上記の「クリニクス」を使用しても足りないほど出血していた私。。。
ナプキンに加えて使用していた生理用品が二つあります。
タンポン
サイズが色々ありますが、スーパーサイズのものを使用していました。
上記の「クリニクス」と併用していると吸収力抜群でした。
シンクロフィット
過多月経がMAXで酷かった時、ナプキンとタンポンを併用していても30分おきにトイレに行かないとダメなほど、大量の出血がありました。
なかなか思うようにトイレに行けない時は本当に怖かったです。。。
そんな時に見つけたのが
ユニ・チャーム(ソフィ)から出されている「シンクロフィット」です。
タンポンをして、クリニクスを下着に付けたら、その間にこれを装着していました。
この製品の素晴らしいところは「手を汚さずに着脱できるところ」です。
タンポンはどうしても手が赤くなることが多かったのですが、これは製品の中に指を入れて体に当てるので手が汚れにくかったです。
また、位置を微妙に調節できますし、ギュッと当てて装着することもできたので、大量の月経血のストッパーになってくれて心強かったです。
以上3点を、私は生理用品トリオ(三重奏)と呼んでいました。
三重奏の重装備☆
漏れない下着
実は、思うようにトイレの時間が持てなかったりして漏れてしまうことがときどきあり、何度か洋服を汚してつらい思いをしました。
そこで必死に探して見つけたのが次の下着になります。
防水ペチコート
「防水ペチコート」です。
よく「防水ショーツ」はありますが、私の場合、サラッとした生地の防水ショーツがかえってナプキンのヨレ・ズレにつながってつらい経験をしたので、防水ショーツは避けていました。
(普通の布のショーツの方が、ナプキンの接着テープがしっかりと付くので。。。)
その代わり、防水ペチコートですと、万が一漏れてしまっても洋服を汚すのを防いでくれます。
歩くときなどに少しシャカシャカと音がするのが気になる時もありましたが、洋服を汚すよりもマシです!
ペチコートタイプ・ショートパンツのようなタイプ、両方があったので、どちらも購入して使い分けていました。
月経カップ
「月経カップ」とは、医療用にも用いられる安全に作られたシリコーン製のカップを、タンポンと同じように体内に装着して経血をためるものです。
カップにためた経血は捨て、洗ってから再使用できます。
吸収させたものを都度廃棄するナプキンやタンポンと違う仕組みで、素晴らしい!と思いました。
しかし、
・装着脱着ともに難しそうなこと
・うまく装着しないとかえって漏れてしまうこと
・タンポンよりさらに手が赤くなってしまうこと
・ナプキンと併用しないと不安なこと
などから、私は未経験のままに終わりました。。。
しかし、欧米を中心に人気のこの製品は、最近日本でも広まりつつあります。
タンポンよりも長い時間装着できるので、トイレに行く回数が減らせるのはとても助かります。
それに、上手に装着できれば、ナプキンやタンポンの様に捨てなくて済む(=ゴミにならない)ため、エコにもつながりますので、これから先が楽しみな製品ですね。
現在は吸水ショーツというものもあるらしい
ショーツとナプキンが合体したもので、私の時はまだ登場していなかった吸水ショーツ。
現在ではいろいろなタイプのものが発売されていて、漏れ対策にさらに頼もしい存在ですね。
布ナプキン同様毎回きちんとお洗濯しないといけませんが、吸収力のあるものは本当に心強いです!
履くタイプのナプキン
もしも、毎回吸水ショーツのお洗濯が気になるようでしたら履くタイプのナプキンもおすすめです。
いわゆる「紙パンツ」ですね。
・長時間交換できず漏れが気になる時
・夜お布団で眠る時
などに使用すると安心感が増します。
外出先での交換に関しては
・大きくて厚みがあってかさばる
・脱ぎ履きがある
以上のことから、外出先のトイレではハッキリ言ってあまり現実的ではありませんが。。。
これを一枚履くことで吸収力と安心感は抜群に増しますね。
夜眠る時の漏れ対策
過多月経の人にとって、夜寝る時はとても恐怖です。。。
お布団を汚してしまわないか心配で、ゆっくり眠ることが出来ません。
そんな時は、おねしょシーツやペット用シートを腰あたりに敷いておくと、お布団を汚す心配が減ります。
おねしょシーツは、私は子供のおねしょ対策に使っていたものを使用していました。
ペット用シートは、100円shpoにも置いてありますのでお手軽に購入できますね。
介護用品売り場にもとても便利なものが置いてあります。
私は出血量が特に多い夜が2日はあり、お布団で寝てしまうと熟睡して生理用品の交換を忘れそうだったので、一日中まともに眠れませんでした。
ソファーで仮眠状態にして、アラームを1時間おきにかけてかならずトイレに行くようにしていました。
この状態が月に数日あったので、貧血+寝不足はかなりつらかったです。
スーパーサイズのタンポン
シンクロフィット
クリニクス
防水ペチコート
おねしょシーツ
この5重装備で、特に出血の多い日の夜を乗り越えていました。
また、横向きで寝てしまい、掛布団を汚すのが心配な場合には、このおねしょシーツもしくは予備のタオルケットをかけていました。
万が一、寝返りを打った時に体の上にかけているお布団を汚してしまっては大変ですから。。。
超がつくほどの過多月経だった私は、大量の月経血の漏れ対策をこのようにして乗り切っていました。
防災用品バッグにも生理用品を
万が一の備えに、防災用品としても生理用品は必ず用意しておきましょう。
気合で経血量を減らせればよいのですが、子宮筋腫が悪さをしてとてもコントロールが出来なかった私には過多月経のつらさがよーーーく分かります。
生理中に地震などの天災が起きた時の怖さがあったので、防災用品を入れるリュックには大量の生理用品を入れていました。
使用した生理用品を捨てる・もしくは一時的に入れておく「ビニール袋」もあるとなお安心です。(透明でなく、不透明・黒などの色の濃いものがおススメです)
これらの生理用品たちはネットで購入できますので、あなたの月経量に合わせて、漏れない生理用品を少し多めにストックして、安心感を持って過ごしてくださいね。
過多月経は身体的にとてもつらいものですし、生活にも影響を及ぼします。
私の場合、過多月経が酷くなり、日常生活も仕事も友人とのお出掛けも思うようにできなくなりました。
過多月経は気合で治せるものでもないので、毎月来るつらい生理を少しでも快適に乗り切れるよう、今回は私の経験を元に、過多月経の悩みで多い「漏れ対策とおすすめの生理用品たち」を書きました。
最近は優秀な生理用品やグッズが多く開発されていますので、ご自分に合う生理用品やグッズを見つけて、少しでも快適に過ごせると良いですね。